スイッチオンラインの「セーブデータお預かり」は非対応タイトル多数あり
2018年9月開始予定のNintendo Switch Online(スイッチオンライン)は有料サービスとなる代わりに、便利な各種サービスを利用出来るようになります。オンライン対戦はもちろん実用面で便利なのが、インターネット上のクラウドサーバーにセーブデータをバックアップ出来る「セーブデータお預かり」サービスです。

PS4やXbox Oneでは随分前から対応している機能で、ようやく任天堂のゲーム機でも利用出来ると期待していました。しかし、複数のタイトルでこの「セーブデータお預かり」サービスが非対応となるようです。
特に私がスイッチでメインで遊んでいる「スプラトゥーン2」が非対応です。理由はクラウド上のセーブデータから本体に書き戻すことで不正が可能となるため。とのことですが、PS4やXbox Oneでは問題無くクラウド保存出来ていますし、スマホゲームなどはゲームの途中でスリープに入って中断するようなことが頻繁にありますが、不正が行われないように制御出来ています。(改造行為は除く)
スイッチオンラインとして有料化されるのに、期待していた機能が使えないのはひどいなと感じました。
クラウド保存が出来ると、たとえばどの本体で遊ぶ時も自分のセーブデータを呼び出すことが可能です。また、私が最大のメリットだと考えるのが、本体の故障や不具合で本体メモリー内のセーブデータが消えてしまっても、クラウド上のセーブデータで再開出来ることです。
やっぱりオンライン関連の技術について任天堂はソニーやマイクロソフトに及ばないのか
少し前に任天堂がオンライン関連の技術者を募集していたので、スイッチオンラインに本気なのかなと思っていたのですが、結局中途半端な感じのサービスになりました。
何年も前からゲーム機だけではなくスマホやPC向けにオンラインサービスを作ってきた、ソニーやマイクロソフトにはまだまだ任天堂は及ばないのでしょうか。今回不正の恐れがあるので、セーブデータお預かり機能を使えないタイトルがあるということは、恐らくソフトウェア的な解決は望めず、ハードウェア面の欠陥で問題を回避出来ないのではないでしょうか。
こうなるとちょっと気になるのはオンライン対戦など、他のプレイヤーと一緒に遊ぶようなタイトルはほぼ非対応になるんじゃないか?という点です。年末に発売されるスマッシュブラザーズ Specialが対応するかどうかでハッキリしそうです。
2台目のスイッチ本体を買ったら「セーブデータお預かり」でいろいろ便利だと思っていただけに、非常に残念です。

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