Siri外部開放でサードパーティによる個人情報取得が始まる?

Siri外部開放でサードパーティによる個人情報取得が始まる?

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Appleは顧客データ(個人情報)を集めないと宣言

顧客データとは個人情報および、位置情報や行動・購買履歴などのデータで、最近ではあらゆる企業がこれらのデータを取得し、大量のデータ(ビックデータ)を分析してビジネスに生かす取り組みがされています。特にGoogleやAmazonがこの分野で先行していて、Appleがどう対抗するのか?と思われていましたが、以前よりApple CEOのティム・クックは、顧客データを集めてビジネスに生かすモデルを批判し、Appleは顧客データを集めないと宣言しています。

しかし、そうなるとネットを介して顧客の行動などのデータを得ることが出来ず、世界中に普及しているiPhoneから有効なデータを得ることが出来ません。このままではGoogleやAmazonに引き離される一方です。

端末から個人情報(顧客データ)を集めることの有効性

たとえば、ある漫画の1巻を購入したというデータを認識していれば、次は2巻以降を買うだろうということが容易に想像できます。しかし、個人情報(顧客データ)を認識していないと、また1巻を勧めてしまうかもしれません。Appleは個人情報(顧客データ)を集めないため、ユーザーに関する情報はiPhoneの端末内である程度活用することで、カバーしているはずです。ただし、GoogleやAmazonのような、サーバーによる膨大な計算力の前では非力すぎます。

企業がネットを介して個人情報(顧客データ)を収集していることに対して、ユーザーが感じている不安を払拭するために、Appleは「顧客データを収集しない」と宣言したと思われますが、今後パーソナルデータを基盤にした、パーソナルアシスタント機能が流行しそうな現状では、足かせになってしまうはずです。

Siri外部開放によりサードパーティが個人情報を集めるのか?

先日行われたWWDC 2016において、Appleのパーソナルアシスタント「Siri」の外部開放が発表されました。これにより、サードパーティが自社サービス(アプリ)に「Siri」を利用することが出来ます。

今後「Siri」を使ってレストランの予約や買い物が出来たり、銀行残高確認が可能になったりするとのこと。ということは、ユーザーがSiriでどのような命令を行って、どこで何を購入したという情報をサードパーティは取得することになります。

Appleの「顧客データは取得しない」との宣言により、iPhoneなら情報流出の心配が少ないのでは?と思っていた方も少し警戒が必要かもしれません。「Appleのアプリ上で動くSiri」は顧客データを取得しないが、「サードパーティアプリ上で動くSiri」は顧客データを取得する。というようなことになれば、「今話してるSiriはどういう状態なの?」とユーザーが混乱するかもしれません。

サードパーティにどの程度Siriが開放されるのか、そして顧客データの扱いがどうなるのか?詳しいことは分かりませんが、Siri外部開放に併せて、今までとは顧客データの取り扱い方が変わるということを、ユーザーも認識しておいた方が良さそうです。

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