2015年9月1日開始のmineo「Dプラン」の詳細発表
au系MVNOとして格安SIMを提供していたmineo(マイネオ)に、ドコモ回線を利用する「Dプラン」が追加されることは先日発表されていましたが、昨日ようやくDプランの詳細について発表されました。Dプランの詳細については以下の公式サイトが非常に分かりやすいので確認してください。
これによりau回線とドコモ回線を両方扱うマルチキャリアMVNOとなります。先行でマルチキャリアを扱うMVNOは存在しますが、ドコモ回線とau回線でデータ容量をシェア出来るのはmineoのみです。また家族で利用すると家族割引きで50円引きになります。
業界最安DMMモバイルとの料金比較
気になるのはやはり他社MVNOと比較してどうなの?ということでしょう。とくにドコモ回線を使用したMVNOはライバルが多く、料金競争も激しくなっています。中でも業界最安を武器にしているDMMモバイルとmineoの料金を比較してみました。
mineo Dプラン 2015年9月1日の料金 | DMMモバイル 2015年8月19日の料金 |
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無制限 速度最大200kbps | - | 440円 |
500MB | 700円 | - |
1GB | 800円 | 630円 |
2GB | - | 770円 |
3GB | 900円 | 850円 |
5GB | 1580円 | 1270円 |
7GB | - | 1860円 |
8GB | - | 2140円 |
10GB | - | 2250円 |
15GB | - | 4570円 |
20GB | - | 6090円 |
音声通話の増額 | +700円 | +700円 |
5GB以外はDMMモバイルよりも、ちょっと高めの料金設定です。一番安く設定してもDMMモバイルがさらに安く設定し直すので、このぐらいの料金設定が無難なところでしょう。
mineoの特徴としてMVNO格安SIMでは珍しい、家族割があることです。割引は50円と少なめですが、元の料金が安いので比率的には結構な割引だと思います。家族割を利用するとDMMモバイルの料金にグッと迫ります。
新生mineoはこんな人におススメ
さきほど答えを言ったようなものですが、マルチキャリア対応となった新生mineoは家族利用の方におススメです。一番のメリットはau、ドコモ両方のスマートフォンやタブレットが利用できるため、「両親がドコモだから子供もドコモスマホから選ばなければならない」といった制限がありません。さらにDプランとAプランでデータ量をシェア出来るので、無駄なく利用出来ます。
mineoのドコモプランとauプランの特徴を簡単にまとめ
ドコモプランとauプランの基本料金は同じです。現在手持ちのスマートフォンを持っている方はスマートフォンが対応しているキャリアに併せて契約しますが、新たにスマートフォンを購入して契約する方はどちらのプランを選ぶか悩みますよね。
各プランの違いを簡単にまとめてみました。
- SMS利用料がauプランは無料、ドコモプランは+120円
- 音声通話利用のプランがauプランは+610円、ドコモプランは+700円
料金プラン的な違いは上の2点です。またauプランを選ぶ場合、auのネットワークの構成上、様々な制限がありますので、以下の記事も併せて確認して間違いのないプラン選びをしてください。
【関連記事】au回線の格安SIM「mineo(マイネオ)」を契約する前に知っておくべきポイント
使いたいスマートフォンに併せて、利用するネットワークを簡単に変更できるmineoはなかなか面白い存在です。
欲をいえば1契約でauとドコモのSIMを両方使える割安プランが欲しいところですね。たとえばauとドコモ回線の同時利用は出来ないけど、3GB 1000円でauとドコモのSIMを使えるプランなどがあると、スマホにはドコモSIM、タブレットにはau SIMなどといった使い方や、その日の気分でau系スマホとドコモ系スマホを使い分けるみたいなマニアックな使い方も出来そうですね。(そんなやつ居ない?)
いろいろなサービス形態が考えられそうですし、今後どんな展開があるのかmineoに注目したいです。