クアルコムSnapdragon 810の実力は?スペックを確認

クアルコムSnapdragon 810の実力は?スペックを確認

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据置ゲーム機に迫る性能Snapdragon 810

2015年のハイエンドスマホはSnapdragon 810一色に?

昨年発表されたクアルコムのロードマップ(予定表)で予定されていた、64ビットSoC「Snapdragon 810」を搭載したスマートフォンがそろそろ登場しそうです。AppleのiPhoneはすでに64ビット化を済ませていますが、Android搭載機でも64ビット化が進みそうです。(Android勢では現在TegraK1のみ64ビット対応)

2015年に発売が予定されている高性能スマートフォンの多くが、このSnapdragon 810を搭載することになりそうです。

スマホに搭載されるSoCについては以下の記事に詳しく書きました。

【関連記事】Snapdragonって何?スマホ購入時必見!CPUの種類について | More-interest.GAME

Snapdragon 810とPS4のスペックを並べてみた

Snapdragon 810のスペック詳細が公開されました。スペックを眺めているとこれワンチップでそこそこ高性能なゲーム機が作れそうなぐらい強力です。

Snapdragon 810とPS4の構成を並べてみました。(比較は意味がないのでしてません)

Snapdragon 810PS4
CPUQuad-core ARM® Cortex™ A57 and quad-core A53 with 64-bit supportSingle-chip custom processor
CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores
GPUAdreno 430 GPUGPU : 1.84 TFLOPS, AMD next-generation Radeon™ based graphics engine
メモリコントローラーLPDDR4 1600MHz Dual-channel 64-bit (25.6Gbps)/UFS Gear2 2L eMMC 5.0 SD 3.0 (UHS-I)GDDR5 (理論値28Gbps)
チップ製造プロセス20nm28nm
ディスプレイ出力4K Ultra HD on-device display concurrent with 4K Ultra HD output to HDTV
1080p and 4K external displays
HDMI 4K出力対応(動画のみ4K出力がアップデートで可能)
WiFiQualcomm® VIVE™ 2-stream 802.11n/ac/(ad) with MU-MIMOIEEE 802.11 b/g/n
USBUSB 3.0/2.0Super-Speed USB (USB 3.0)ポート×2

Snapdragon 810ワンチップとPS4全体のシステムのスペックです。

CPU

Snapdragonシリーズ初の64ビット化。今回はARM製のCortex™ A57とA53を4コアずつで全体で8コア構成です。種類の違うCPUを混載することで、高性能から省電力までサポートするbig-little構成になっています。

GPU

Adreno 430 GPUはクアルコムが設計した独自仕様のGPUです。性能を測ることが難しいですが、前世代のAdreno 420より30%高速になっているようです。APIサポートはOpenGL ES3.1、OpenVG1.1、OpenCL1.2、Direct3D 11.2。

以下は現在リリースされているスマートフォン向けゲームのスクリーンショットをいくつか参考に掲載

メモリコントローラー

LPDDR4 1600MHz Dual-channel 64-bit (25.6Gbps)/UFS Gear2 2L eMMC 5.0 SD 3.0 (UHS-I)というスペックだけ見ると難しいですが、省電力かつ高性能なLPDDR4をサポートしています。PS4に搭載されているGDDR5に迫る性能です。

チップ製造プロセス

CPUの製造プロセスは20nmです。この数値が小さいほど電力効率に優れた小さなチップを作ることが出来ます。

ディスプレイ出力

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4K出力に対応しています。モバイル用チップの領域を超えていますね。とはいえスマートフォンやタブレットのディスプレイ解像度も、フルHD以上が当たり前になってきますから、4K対応は当然でしょうか。ちなみにPS4は動画のみ4K出力対応検討中でゲームは非対応です。一応4K出力できる実力はあるようです。

WiFi(無線LAN)

802.11n/ac/(ad) with MU-MIMO。802.11adは60GHzというライセンス不要帯域を使用した規格です。公式スペック表には記載されていませんが、先日の発表では対応するとなっていたと思いますので、カッコ書きにしました。MU-MIMOは複数の周波数帯を束ねて高速化する技術です。

Snapdragon 810とPS4のスペックを並べて、各仕様について少し詳しく見てみました。上には書きませんでしたが、最新の動画エンコード技術H.265にも対応しますし、もちろんLTEや3Gなど携帯通信のモデムも搭載しています。これだけの機能がワンチップに収まっているのは驚きですね。当然PS4には性能的に全然およびませんが、これワンチップでゲーム機が作れそうですね。

Snapdragon 810 CPU64ビット化の効果

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Snapdragon 810の最大の進化ポイントはCPUの64ビット化でしょう。分かりやすいところではメモリを4GB以上搭載できるところでしょう。最近のリッチコンテンツとマルチタスクを実現するには、スマホでも4GB以上のメモリが必要になるかもしれません。また最近ではテレビに接続するNexus PlayerやKindle fireTVなど据置型端末にも、モバイル用チップが使われる為、メモリは多く搭載できる方が良いです。

CPU64ビット化の効果で目に見えにくい部分は、CPU性能の向上です。CPUは製造プロセスの微細化や、周波数の向上でチップの大きさをほとんど変えずに性能をアップしてきましたが、それには限界があります。CPU64ビット化で一度に扱うデータ量が増えることで、64ビットに対応するアプリを高速に動作することが可能です。Androidはバージョン5.0以降64ビットに対応しています。

Snapdragon 810ならワンチップでゲーム機が作れそうだ

チップ性能についてはベンチマークなどで確認しないとなんとも言えませんが、年々倍倍ゲームで進化していると感じます。しかもワンチップにこれだけの機能を集積しつつ、省電力も考えられています。

Snapdragonワンチップで外では携帯ゲーム機、家でテレビに繋いだら据置ゲーム機として使える、万能ゲーム機が作れそうですね。

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