経済学ブーム来てる?トマピケティ「21世紀の資本」を読んで

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700ページ6,000円もする本が13万部も売れている

「21世紀の資本」が売れている、世界中で感じている格差と資本主義のひずみ

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フランスの経済学者トマ・ピケティ教授の著書「21世紀の資本」の翻訳版が売れています。発売から1か月で13万部も売れたようです。しかもこの本、字が小さいだけでなく700ページもある分厚い本で、価格も5,940円と高価です。

これだけ売れているとそれにあやかった本もたくさん出ており、700ページ読み切れない人向けに中身を圧縮・再編集したような本もたくさん出ています。しかし、興味を持ったのなら斜め読みでもいいので、本物の「21世紀の資本」を読んだ方が良いと思います。(私も斜め読み)

本の内容はアメリカやヨーロッパ諸国のデータを主に用いており、海外の話しが多く日本人にはピンと来ないことも多いですが、今後日本も同じような道をたどっていくと考えさせられます。

本の内容については他サイトにたくさん書かれていますので、ここから以下は「21世紀の資本」の内容も踏まえつつ、経済学初心者の私が、世界に感じていることを簡単にまとめてみました。

上位の富裕層が富の半分以上を握るとはどういうことか?

アメリカでも本書が大ヒットしていることからも、「上位の富裕層が世界の富の多くを握っている」ということについて、実際そのように感じている人が多いのでしょう。

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上の画像はNYダウ先物と日経先物のチャートです。ほぼ同じような動きをしています。ヨーロッパの代表的株価指数についても同じ時間帯で重ね合わせると同じような動きをしています。全然別の国の株価指数が同じような動きをするのは不思議ですよね。株取引システムで優位に立ちチャートを支配できる上位の富裕層が、富の半分以上を握る可能性というのも納得がいきますね。下の画像はWTI原油先物、金先物のチャートですが、これらについても同じような動きをしています。

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結局世界の富の量は一定でどこに集中するか

世界の富の量(お金の量ではない)は一定だと考えます。現在は中国やアジア諸国が元気で、アメリカも復活してきています。その分ヨーロッパ諸国は沈んでいます。どこかに富が集中すると、代わりにどこかが沈みます。さらに富が一極集中すると他が全体的に沈んでいきます。

不景気になると実行される、量的緩和によるお金の増刷で、富の総量は一見増えたように見えますが、相対的にお金の価値が下がる為、富が薄まっているだけです。一度薄まってしまうと元に戻すのは大変です。今年ヨーロッパの通貨ユーロが量的緩和を実行する予定ですが、その結果どうなるのでしょうか?アメリカは過去景気回復策の際に薄まった富を戻すべく、利上げなど出口戦略を計画していますが、ユーロの動きも見ながら上手く出口に向かうことが出来るのでしょうか?

金持ち最大の敵タンスとの闘い

今の経済システムは金持ちはより金持ちになるように出来ています。お金が市場に出てくれば金持ちに流れていくのです。お金持ち最大の敵は「タンス貯金(定期預金など)」です。タンスの中のお金だけは手を出すことが出来ません。

今後タンスからお金を引き出すために、「NISA」のような優遇された金融商品が続々出てくるでしょう。また年金不安を煽って「投資で将来の資産形成を」と促されることも増えそうです。政府の要人たちも金持ち側ですので、タンスから市場に出てきたお金は自分達にまわってくるわけですから、他の事業は奥手でも金融関係は積極的に優遇します。

経済学を少しでも身につけよう、パリ白熱教室を見るのも手

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将来どうなるかは誰にも分かりませんが、経済学は学んでおいて損はなさそうです。「本を読むのはちょっとしんどいなあ」という方はNHKのEテレ「パリ白熱教室」という番組でトマ・ピケティ教授の講義が観られます。全6回で2月13日までの放送ですが、本よりも気軽に経済学を学ぶことが出来ます。

また日本人が書いている経済学の本だと、今読んでいる途中ですが神取道弘さん著「ミクロ経済学の力」おススメです。

いろいろ書きましたが私も経済学ド素人です。「21世紀の資本」にある内容がすべて正しいとも思いません。しかし経済学を少しでも学ぶことで自分のお金を守れるかもしれません。将来外部から不安を煽られたとしても、自分自身で判断できるようになりたいですね。

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