景気回復の遅れは日本企業のIT投資と情報リテラシーの低さが原因のひとつ

景気回復の遅れは日本企業のIT投資と情報リテラシーの低さが原因のひとつ

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日本の景気を回復させるのは企業自身であり自民党ではない

2014年末の総選挙での自民党ポスターのスローガンは「景気回復、この道しかない。」のようですが、自民党がいくらあがいても景気回復は難しいでしょう。景気回復には企業業績アップしかないでしょうし、やはり企業自身がなんとかするしかありません。というか急激に行き過ぎた円安など足を引っ張ってますよねw

賃金が安い途上国が景気上向きなのは当然ですが、日本と同じく高い賃金のアメリカの企業は絶好調です。アメリカは絶好調で日本がダメダメなのはなぜでしょう?

ちょっとカタイ話しになりますが、どうしても書いておきたかったのでお付き合いいただければ嬉しいです。

日本企業はIT投資が少なすぎる

JEITA(電子情報技術協会)のIT投資に関する意識調査(平成25年)では

    • IT/情報システム投資:「極めて重要」が日本は約16%に対して米国では約75%
    • IT予算の増減見通し :「増える」が日本は約40%に対して米国では約80%
    • IT予算が増える理由 :日本は「業務効率化、コスト削減」がトップ、米国は「製品・サービス開発」や「ビジネスモデル変革」と攻めの姿勢が顕著

と日米でIT投資に対する考え方が全く違います。

新入社員でIT系の大企業に就職し、実際職場に就いてみて「今時こんなアナログなことやってるのか。。」と落胆した方も多いのではないでしょうか?昔ながらの仕事のやり方から脱せられない企業は多いです。

IT投資の低さは総じて情報リテラシーが低いことが原因

日本人は情報リテラシーが平均的に低いと思います。情報リテラシーが低いと、スグに成果が見えないITにかかる投資は無駄に見えます。そしてIT部門が悪者になることが多いです。「なんでこんな使い難いシステムが出来上がったんだ?」みたいな感じです。

日本のITシステム開発企業はマジメすぎるような気がします。

昔ファミコンのゲームソフト「たけしの挑戦状」という伝説的クソゲーがありました。当時の開発者はたけしさんの無茶なアイデアをすべて詰め込んだ結果、「これクリアできないだろ!」とツッコミが入るほど理不尽なゲームが完成しました。当時ビートたけしさんはゲームを一切プレイしたことがなく、こんなゲームになるとは想像もせずアイデアを出したのでしょう。

多くの日本企業の業務システム開発でも「たけしの挑戦状」と同じようなことが起こっているはずです。システムが出来上がってから「こんなはずではなかった。」「そんなつもりで頼んじゃいない。」となるのです。

情報リテラシーが低いと、システムの完成イメージが出来ません。クライアントはシステムで何をさせたいのか分からないまま指示することになります。

身を持って体験しないと情報リテラシーは高まらない

昔あるパソコン教育の番組で、有名企業2社の営業さんがお題の資料を30分で作るという対決企画がありました。結局どちらも30分では資料が完成しなかったのですが、お手本解答では同じ資料が、ものの10分ほどで出来ました。以来情報の獲得とPCソフトの機能に関する情報取得を欠かさないようになりました。私はもともと情報系の出身なので、PCは得意な方ではあったものの、10年以上前に見たこの番組をキッカケに危機感を覚えました。

同じ仕事が1時間もかかるか、わずか10分で出来るかでは大きな差です。先ほど紹介した番組のような実験を企業内でも実施するべきでしょう。ほかの人より情報リテラシーが低いことを実感しなければ、なかなか改善・努力しません。多くの企業で実施している昇格試験での一般教養やプレゼン能力は実務にはあまり有効ではないのです。

上司や経営者の情報リテラシーが高まらないと意味がない

いくら部下の情報リテラシーが高くても、上司や経営者が理解できないと会社として実行に移せません。逆にいえば経営者の情報リテラシーが高ければ部下の情報リテラシーが低くてもIT投資は成功するでしょう。経営者の方はぜひ情報リテラシーを高めていただきたいです。新しい世界が見えるはずです。

今後、国に期待しても商品券をばらまくぐらいしか出来ないでしょうし、みんなでITを活用して楽にお金儲けする方法を考えましょう。という締めはダメかな。。

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