スマホモバイルバッテリーの進化は容量増加から充電方式の多様化へ

スマホモバイルバッテリーの進化は容量増加から充電方式の多様化へ

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2000年頃からあまり進化していないように見えるモバイル用バッテリー

2015年初頭にアップルの新デバイスApple Watch(アップルウォッチ)が登場します。2014年9月9日に行われたアップル発表で、Apple Watchの機能面の紹介はされましたが、バッテリーに関しては一切触れられませんでした。

私は今後身に着けるコンピューター、ウェアラブルデバイスの普及には電池(バッテリー)の進化が欠かせないと思っています。2000年頃から普及しだしたリチウムイオン電池は今だに現役バリバリで、新世代の電池の研究はされているものの実用化にはいたってません。電池の進化はCPUなど半導体のようにはいきません。半導体が毎年飛躍的に進化する為、どうしても電池が足を引っ張っている印象を受けます。リチウムイオン電池の体積エネルギー密度は登場時から3倍以上になっています。しかしスマートフォン利用者の9割がバッテリーの持ちに不満を持つなど、電池はまだまだ進化する必要があります。

スマートフォンは大きくすればいいが、ウェアラブルデバイスはそうはいかない

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以前の記事でも書きましたが、スマートフォン画面大型化はニーズもあるでしょうが、大容量バッテリーを搭載できることも大きな要因でしょう。

【関連記事】iPhone6の画面大型化に見るスマホのバッテリー容量問題について | More-interest.GAME

しかしApple Watchのように身に着けるものの場合、大きさには限界があります。バッテリーを載せられる場所も限りがあります。Googleのメガネ型デバイス「Google Glass(グーグルグラス)」もバッテリーには苦戦しているようです。半導体やディスプレイの低電力化も飛躍的進化は今後難しいでしょう。

ウェアラブルデバイスが普及するか否かは電池の進化にかかっています。

モバイル電池の進化の方向性

ウェアラブルデバイスのバッテリー持ちに対する不満を解消するには、電池の進化しか解決法はありません。しかしコストや安全性の面でもしばらくはリチウムイオン電池の時代は続きそうです。エネルギー密度は飛躍的に増えませんので、別の方向から進化を模索しているようです。

急速充電の進化

NTTドコモの2014年夏モデルには「急速充電2」という、地味ながら便利な機能が搭載されている端末が登場しました。60分で92%とほぼフル充電できるという機能です。急速充電はバッテリー寿命を縮めるもののバッテリー容量をカバーする技術になりそうです。海外では30秒でフル充電というものも研究されています。急速充電技術の重要性が今後高まりそうです。

無接点充電の普及

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無接点充電とは充電エリアに端末を置くだけで充電できる機能です。有名なものは国際標準規格の「Qi(チー)」があります。この充電エリアを街のカフェや飲食店のテーブル、職場のデスクに仕込むことで意識せず充電が可能です。先日発表されたApple Watchにも無接点充電が採用されましたが、Qi規格を採用しているか不明です。ここでアップル独自規格だったりすると普及の妨げになりそうです。(公式ページでアップルテクノロジーと書いてますが、充電規格は不明)

その他充電方式の登場

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電池ビジネスに注目している企業が多いのか、様々なエネルギーを使って充電する技術が発表されています。現在の腕時計にも採用されている太陽光で充電するもの、1.8mmほどの超小型風車を回して充電するもの、通話中の声や周囲の雑音の振動で充電するものまで、多種多様な充電方法が開発されています。

この全く新しい充電方式の登場については、どれが実用化されるのか非常に楽しみです。

今まで必要なかったんだから、無理してウェアラブルデバイスを普及させる必要はない?

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ここまで読んできて(書いてきて)、別にスマートフォンがあれば体中にアレコレ着ける必要ない。と思う方も居るでしょう。私もそういう考えを持っています。IoT(モノのインターネット)もIT業界や家電メーカーは普及に向けてアピールしていますが、「消費者がそこまで求めているか?」と言われると、どうなんだろう?と思います。

恐らく関連業界が躍起になるのは、それら新たな産業が発生しないと生き残れないと感じているのでしょう。いろんなサービスを無料化して価格破壊した結果、既存のサービスだけでは収益がでません。ソフトウェアではなくハードウェアを売る必要があります。そのために新たなモノのインターネット、その一部であるウェアラブルデバイス普及が必要です。

現在のスマートフォンのように、ウェアラブルデバイスを身に着けていないと困るという必需品になる日は来るのでしょうか?しかし、こういった便利なデバイスが進化すればするほど、人間自身が退化していくようで痛し痒しですね。。

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