クラウドファンディングブームもそろそろ終わる?

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資金調達に便利なKickstarterブームもそろそろ終わるかも

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Kickstarter(キックスターター)という言葉を最近よく耳にします。インターネット経由で不特定多数の人から資金調達を行う、クラウドファンディングサイトの最大手が「Kickstarter(キックスターター)」です。

Kickstarter

昔は小規模な会社が新規事業を立ち上げるために、新規事業に関するアイデアを公開し、「このアイデアは面白そうだ!」と賛同した方々から資金を調達することが目的でした。資金を提供する見返りに出来上がった商品(プロトタイプ)をいち早く入手することが出来るのです。資金を調達したい企業と、いち早く斬新な商品を手に入れたいファン。双方の利にかなったシステムです。

予定通り製品化が達成できない事例が増える?

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今Kickstarter界隈で話題になっている、ウェアラブルデバイス「Ring」のプロジェクト。Ringは指にはめてジェスチャー操作することで動作するデバイスで、デザインがシンプルで高級感があることも手伝って目標額を大きく上回る応募がありました。しかし、出荷予定の7月をすでに過ぎ、いまだ正確な出荷時期が未定です。さらにデザイン変更が行われ、好評だった高級感は失われました。もちろん出資者からは返金を求める声が噴出しています。

他にも先日当サイトで取り上げた「iFind」も製品の実現性が低いとしてプロジェクト取り消しになっています。こちらは取り消しなので、出資金は返金されるはずです。はじめから製品化できるものではなく詐欺だったのではないか?との声もあります。

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「製品として完成していないもの」へ出資するということへのリスクを知る必要があります。あくまでアイデアに賛同するもので、製品化に向けて様々な変更が発生するでしょう。「Ring」については今後どのような対応になるか分かりませんが、すでに製品も出来上がっているでしょうし、返金に応じると全出資者から返金要求が来る可能性を考えると、恐らく出荷して逃げ切りとなるのではないでしょうか。

冷静に考えると売る側が有利すぎる

最初に「双方の利にかなったシステム」と書きましたが、最近のKickstarterの使われ方を見ると、出資というよりは新製品の予約販売的な感覚になっている気がします。新規プロジェクトを立ち上げる方も、Kickstarterで出資を募ることで宣伝効果を期待していると思われます。このプロジェクトは別にクラウドファンディングで出資を募る必要が無いんじゃないか?というものまであります。

たとえば、これまでゲームソフトを開発するには、何本売れるかわからない。開発費はいくらまでかけられるのか?といったことを始めに考える必要があり、非常に高リスクでした。Kickstarterを使えば、何枚かコンセプト画を掲載し、有名なクリエーターが名を連ねるだけで資金調達が出来ます。売る側としてはこんなおいしい仕組みを使わない理由はないでしょう。

その結果、素晴らしい製品ばかり生まれるわけではありません。出資する側はアイデアに賛同して出資する。応援する。という本来の意味から外れていくと、クラウドファンディングに失望し、どんどん下火になるのではないでしょうか。

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Kickstarterは最近、プロジェクト承認ルールを緩めています。新規プロジェクトに出資する場合はよく確認し、リスクを承知で出資しましょう。さきほども書きましたが新製品の予約サイトではありませんから、アイデアに賛同し応援したいと思うプロジェクトに出資しましょう。上の写真は最近Kickstarterで話題のポテトサラダプロジェクト。

クラウドファンディング自体は素晴らしい仕組みだと思います。出来れば廃れず続いてほしいですね。

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