究極のエコカーとは?ハイブリッド、燃料電池車、EV、ディーゼル比較

究極のエコカーとは?ハイブリッド、燃料電池車、EV、ディーゼル比較

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トヨタが燃料電池車を一般販売に対する反応

トヨタ燃料電池自動車

最近の自動車の技術進歩はめまぐるしいです。2014年6月25日トヨタ自動車は「究極のエコカー」燃料電池車を一般販売すると発表しました。水素を燃料に走行し、走行時には水蒸気と水のみ排出します。価格は700万円!ちょっと買えないなあ。。
以下のリンク先で燃料電池車に対するネット掲示板での反応を見て感じたのは、エコについて「エコノミー(経済)」に対する声が目立つことです。少しエコについて考えてみたいと思います。

痛いニュース(ノ∀`) : トヨタ「究極のエコカー」一般発売へ 価格は700万円 – ライブドアブログ

現在のエコは「エコノミー」と「エコロジー」の両面がある

簡単に言うとエコノミーとは経済的にやさしい。エコロジーとは環境にやさしいことでしょう。
エコを考えるときいちばん身近なのが自動車だと思いますが、ガソリン車のみの時代は燃料の消費が少ない=経済的にも環境的にもやさしい。「だからエコである」と言えますが、今後自動車の燃料や方式が多様化すると、様々な角度からエコを考える必要がありそうです。

先ほどの燃料電池車はいろいろな見方が可能です。特に意見として多いのが「車両価格が700万円もする時点でエコではない。」この意見はエコノミー(経済)にのみ限定した意見でしょう。現在は水素を生成する為にCO2を発生するので、エコロジー(環境)的にもどうかと思いますが、近い将来CO2ゼロで水素を生成可能ですので、そうなると究極のエコロジーカーと言えるかもしれません。

「電気自動車(EV)、ハイブリッド車、ディーゼル車はどれがエコ?」について考える

よく電気自動車(EV)、ハイブリッド車、ディーゼル車(マツダ車限定)の中で、どれが一番エコか?という話になります。これについてもいろいろな事を考える必要があります。私は現時点ではどれも大差ないと思っています。

日産EVリーフ

エコノミーで考えるとどうか?

エコノミー(経済的にやさしい)で考えると車両購入時に税金から補助がたくさん得られることと、無料充電ステーションが利用出来る電気自動車(EV)が現時点では少しリードしそうです。ハイブリッド車とディーゼル車はほぼ互角でしょうか。

1km走行するのにかかる費用(2014年6月時点のおおまかな計算です)

EV(1km走行に0.15kw、電気代24円で想定)=4円程度

ハイブリッド(1Lで走行できる距離=27km、レギュラーガソリン165円で想定)=6円程度

ディーゼル車(1Lで走行できる距離=20km、軽油140円で想定)=7円程度

少し難しいエコロジーで考えるとどうか?

エコロジー(環境にやさしい)について考えることは非常に難しいです。

1km走行するのに必要な油

【EVの場合】

エコロジーを考える場合は発電燃料が重要です。現在原子力発電が停止している為、発電にはなんらかの燃料を燃やします。ガスか重油が一般的ですが、他の車と比較しやすいよう重油で考えましょう。1kw発電するのに26.5ミリリットルの油が必要です。この数字については以下のページから引用ですが、ほかに参考になる数字を見つけることが出来ませんでした。

森と環境について考えよう 調べてみよう!1

発電所から家庭に電気を送る場合の送電ロスがありますが、今は5%多くても10%程度でしょうから考えないものとします。
さきほどの1km走行に0.15kwで考えると、

1km走行に必要な油は4ミリリットル

【ハイブリッドの場合】

トヨタハイブリッドアクア

1Lで走行できる距離=27kmと考えると、

1km走行に必要な油は37ミリリットル

【ディーゼルの場合】

マツダコンセプトカー跳(はずみ)

1Lで走行できる距離=20kmと考えると、

1km走行に必要な油は50ミリリットル

車のエコロジーについてまとめ

上記の結果より油の消費量でもEVが有利でした。この結果については設定した各数値により変わります。1kw発電するのに使用する油の量はちょっと根拠が薄いので、有益な情報をお持ちの方教えてください。
またディーゼルについては、マツダのスカイアクティブ-Dを参考にしましたが、近日発売予定の1.5Lバージョンならばもっと燃費は良くなります。進化が早いのでその時代にあった数値で考えてみてください。

本当にエコな車について考えよう

最初にも申しました通り、私はどの車がエコか?という疑問に対して、現時点ではどれも大差ないと考えています。エコを考える場合、もっと多角的に考える必要があります。単純な燃費や油消費ではEVが有利でしたが、車体価格を考えるとまだまだEVは不利です。税金での補助が無い限りエコノミー面での不利はしばらく続くでしょう。また実際の使い勝手も重要で、現在のEVは満充電でも走行距離は平均200kmぐらいです。充電ステーションも少なく、一般充電ですと時間もかかります。また電気料金については今後どうなるか不明です。自由化で下がるかもしれませんし、原発の動向次第で予測がつきません。

走行条件によっても変わるでしょう。たとえばハイブリッドとディーゼルを比べるとき、渋滞の多い都市部だと長時間エンジン停止しやすいハイブリッドが有利でしょう。坂道の多い一定速度で巡航出来る道は、走行性能の良いディーゼルが有利そうです。

油の消費についても上記の計算では量だけを比較しました。しかしハイブリッドはレギュラーガソリン、ディーゼルは軽油と油種が違います。日本はレギュラーガソリン消費が圧倒的に多いので、ガソリン精製時に出来る軽油は余ります。それを外国へ輸出するのですが、国内で消費した方が税収にもつながりますしかなりお得です。レギュラーガソリンと軽油の消費バランスを考えると、ディーゼルエンジンはもっと普及しても良いかもしれません。

というように現在は多種多様な車が入り乱れていて、ある意味非常に面白い状況です。車先進の欧州ではディーゼル車が流行ですが、排ガス規制がよりいっそう厳しくなる為、レギュラーガソリンの小排気量ターボ車が盛り返しているようです。各社どの技術が有効なのか?いろんな技術を試しているのでしょう。

どうも日本はEV補助金のように、外野が方向性を固めてしまいがちです。車だけでなくエコについてはいろいろな可能性を考えて開発しないと、アテが外れた時に世界から取り残されそうです。

発電の問題についても、エコについて広い視野で考える必要がありますね。

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