NTTドコモ新料金プランは家族持ちも総じて値上げじゃないかな?

NTTドコモ新料金プランは家族持ちも総じて値上げじゃないかな?

この記事を共有する

2014年6月開始NTTドコモ「カケホーダイ&パケあえる」は誰得?

値下げと報じられるdocomoの新料金プランですが、多くの人は値上げになりそう

image852

2014年6月1日から「新料金プランへ移行する」とNTTドコモより発表され、各所で話題になっています。新料金プランについて詳しくは公式サイトを見ていただくとして、この新料金プランで明らかなのはフィーチャーフォン(ガラケー)ユーザー排除です。
また各所では家族持ちは有利で一人だと損という風潮ですが、家族持ちも有利かどうか怪しいと思えてきました。

新料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」 | 料金・割引 | NTTドコモ

新料金でARPU増を狙う

今回のNTTドコモの新料金プランにより、ARPU増を狙っているのではないでしょうか。ARPUとは何か?以下に引用します。

ARPU(Average monthly Revenue Per Unit):1契約当たり月間平均収入

1契約当たり月間平均収入(ARPU)は、1契約当たりの各サービスにおける平均的な月間営業収益を計るために使われています。ARPUはモバイル通信サービス及びその他の営業収入の一部を、当該期間の稼動契約数で割って算出されています。こうして得られたARPUは1契約当たりの各月の平均的な利用状況及び当社による料金設定変更の影響を分析する上で有用な情報を提供するものであると考えています。なお、ARPUの分子に含まれる収入は米国会計基準により算定しています。

NTTドコモのここ数年間のARPU推移は以下のとおりです。(当記事中の画像はクリックすると別ウィンドウで画像が開きます)

image849

画像が見にくい方の為に説明しますと、2008年度は5,840円だった総合ARPUが、2013年度には4,530円まで下がっています。下がっている主な原因は音声通話のARPUが、3,330円から1,320円と大きく下がっていることです。

フィーチャーフォン(ガラケー)契約者は総じて値上げ

今回の新プランでは音声通話はすべてカケホーダイとなり、スマートフォン向けが2,700円、フィーチャーフォン(ガラケー)向けが2,200円と、さきほど確認した現在の音声ARPU1,320円よりも高く設定されています。
これの意味するところは値上げになる人の割合が多いということだと思います。 
たとえば社員数の少ない企業などは法人契約ではなく、一般契約の家族割りなどを使って1,000円程度の料金で通話のみ利用というところも多いでしょう。新プランからは最低でも2,200円は払わないといけなくなります。
家族からの通話メインで子供にフィーチャーフォン(ガラケー)を持たせている場合もそうです。
以前記事にしましたフィーチャーフォン(ガラケー)とスマートフォン2台持ちで節約も、新プランになるとちょっと厳しそうです。

【関連記事】フィーチャーフォン(ガラケー)とスマホ2台持ちで料金節約&安全に使う

パケット代は安くなる?

音声は上がるけど、パケット料プランが安くなる分で相殺されるんじゃないか?と思いがちですが、先ほどのARPU推移の表より元々パケットARPUは2,690円です。今回の新プランで一番安いデータSパックの3,500円以下です。パケット料プランの値下げはARPUに影響がないとドコモは考えているのでしょう。
何故従来のパケットプランでARPUが2,690円なのでしょうか?パケット定額料金には大抵スマートフォン購入サポートが適用されています。毎月5000円ぐらい払っているうちの半分ぐらいはスマートフォン代です。パケット料のプランが多少安くなっても、この購入サポートがいくらになるかで実質負担が変わります。
パケット代については蓋を開けてみないと分からない部分が多いです。ドコモのさじ加減で上がりも下がりもする部分ということです。

家族で複数契約すると本当に安くなるのか?

※購入サポート「月々サポート」について従来とは適用方法が異なる等うわさが出ています。未確定情報が多いので少し記事を修正しました。

今回のNTTドコモの新プランでは家族持ちは安くなるが、一人では値上げだと言われることが多いですが、家族持ちは本当に安くなるのでしょうか?
家族持ちが安くなるポイントとしては、主契約者がシェアパックプランを選択した場合、家族は500円のオプション料金を支払えば主契約のパケットを共有することが出来ます。
しかし先ほども言いましたが、料金の半分ぐらいはスマートフォンの購入サポートです。新プランでの実質料金については購入サポートの適用方法によるところが大きそうです。
いままで月々の料金に込みで分割金が支払われていたため、あまり意識しなかったかもしれませんが、iPhone5Sの機種変更価格は安くても7万円以上します。購入サポートなしでは月2000円程度負担が発生します。

以下はNTTドコモホームページのモデルケースです。

image850

BEFORE(従来)では父、兄、妹のパケット料に購入サポートによりスマートフォン(ガラケー)分割料金も含まれています。

image851

AFTER(新プラン)では兄、妹の料金に対してどれほど購入サポートを受けられるかが重要になります。 うわさでは子回線の支払料金が月々サポート料より安い場合、サポート料超過分を親回線のパケット料から割り引くとのことです。正式発表ではありませんので実際どうなるか注目です。
通話料に関しては、BEFORE(旧プラン)モデルケースの通話料が全員1,500円というのも現実的ではありません。家族間は通話無料なうえ、母と娘は通話料込みのプランです。家族以外に全員がそんなに通話することはないでしょう。1,500円も通話しないという事実は音声ARPUが1,320円というデータが物語っています。
このBEFOREモデルケースがAFTERを安く見せるために無理やり作られたモデルのように感じるのは私だけでしょうか?

この新プランNTTドコモの様子見プランだと思いたい

すでに音声付き新プランを発表済のソフトバンクは、新プラン開始前に連続通話時間の見直しを行い、さらに開始日を2014年4月21日から延期すると発表しました。おそらく世間の反応を見てプラン再検討になりそうです。
今回のNTTドコモの新プランについても、発表から開始まである程度期間が置かれています。大幅な変更によるところもあるでしょうが、世間の評判を見て対応したいと考えているかもしれません。
今回の新プランへの変更で、携帯を利用しないのに何十回線も契約し、高額キャッシュバックを得たうえで最低料金で2年間維持するような不正者を減らすこともひとつの目的かもしれません。しかし緊急用に子供や高齢者の方が、最低料金でフィーチャーフォンを持ちたいという場合にも、強制的に通話定額付きプランに加入させられることになります。

NTTドコモが様々な意見を取り入れて、少しでもプランを良い方向に改善することを期待します。

【追記】ご存じのとおりそのままの内容で新プラン開始され、旧プランは廃止となりました。

【関連記事】スマホ料金を安くするには?細かいこと抜きに簡潔にまとめてみた

スポンサーリンク

この記事を共有する

フォローいただけると嬉しいです

あなたにおススメの記事