ソフトバンクが買収に動いた英「ARM」はモバイルプロセッサの最重要企業

ソフトバンクが買収に動いた英「ARM」はモバイルプロセッサの最重要企業

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ソフトバンクが3兆円超で「ARM」を買収

まだ確定ではありませんが、ソフトバンクが英「ARM Holdings」を3兆円超(320億ドル)で買収との報道が流れました。大手ウォールストリートジャーナルなども報じてますので、確度は高そうです。

とはいえ以前のT-Mobile買収断念の件もあり、まだ確定とは言えません。無事買収が完了するのか注目です。

英ARMはこれからのモバイルプロセッサ市場で最重要企業

一般的に英ARMと聞いてもピンと来ないかもしれません。ARMは表立って製品を売る企業ではありません。ARMアーキテクチャの知的財産権(IP)を所有し、ライセンス提供することで利益を上げています。

一時期はコンピューター用プロセッサと言えば「intel(インテル)」というイメージでしたが、スマートフォンなどモバイル主流の時代ではプロセッサと言えば英「ARM」です。元々低消費電力で動作する組み込み用チップから始まったARMアーキテクチャが、今のモバイル主流の時代にマッチしました。

ARMアーキテクチャを採用した、Cortex-Aシリーズは携帯ゲーム機やスマートフォン向けSoCにも広く採用されています。例えば以下のような製品もARMアーキテクチャを採用しています。

  • ソニー PSVita
  • nvidia Tegra
  • Apple Aシリーズチップ(iPhoneやiPad)
  • クアルコム Snapdragon(androidスマホに広く採用)
  • 他多数

挙げだしたらキリがないぐらいモバイルプロセッサには欠かせないのが、ARMアーキテクチャです。

ソフトバンクのARM買収はアリなのか?

今後のモバイル市場の広がりと、モバイルプロセッサにおけるARMの重要度を考えると、ARMは買収価値の高い企業とは言えます。特にイギリスのEU離脱でポンド安なのも追い風です。

とはいえARM自身はモノを売る企業ではありませんから、世界中でARMアーキテクチャが採用されているものの、2015会計年度の売上は15億ドル程度です。買収額が320億ドルですから、超右肩上がりの売り上げとはいえ、この額が妥当なのかどうか素人目にはよくわかりません。

ソフトバンクは米スプリントの買収不調で、日本の携帯電話売上に頼っている状態だと思います。今後携帯電話料金も下がってくるでしょうから、日本の携帯電話売上に依存しすぎる訳にはいきません。

ソフトバンクによるARM買収がうまくいくのか注目です。

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