子供をネット犯罪から守るための環境づくり

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子供のスマホ依存やネット犯罪に巻き込まれる恐れが心配

子供が習い事や通学で電車に乗る時には、連絡手段として携帯電話を与えます。携帯ショップで契約する場合、最近はガラケーよりスマートフォンの方がお得なのですが、スマホ依存などの問題があり子供に持たせるのはなにかと心配です。

子供のネット利用に関しては、twitterなどのSNS投稿で、軽い気持ちで行った行為が思わぬ結果をもたらすこともあります。ネット上の投稿は削除しても何等かの形で残ります。一旦投稿してしまうと完全に削除することは困難です。

将来就職活動で不適切なSNS投稿がチェックされ、就職に不利になることも考えられます。(人事担当はチェックしています)

昔であれば間違いや失敗を起こしても、学校内のお笑い草程度で終わっていたものが、今は簡単に全世界に発信される恐れがあるのです。

そういったことを考慮すると、子供のネット環境にある程度制限を設けることは当然です。自分で稼いだお金でスマートフォンを買って、行動に責任が取れるようになるまでは、親の端末を貸し出すというスタンスが良いと思います。

外での子供連絡用はガラケーが一番

まず家の中と外でネット環境を切り分けたいと思います。

外出先からの連絡用にはガラケーが一番です。一時期スマホを与えていましたが、外だと親の目の届かない所で自由に使えるので、なかなか帰ってこないという別の問題が発生しました。

ただ携帯ショップで契約する際に、最近ではスマホよりガラケーの方が本体価格が高かったりします。

子供にガラケー持たせるならおススメのワイモバイル

そこでおススメはワイモバイルのケータイプランSSです。キャンペーン中で2016年3月現在端末代が0円です。このプランは電話とSMS(ショートメッセージ)のみが可能で月額934円(税別)です。通話料は込みではないので通話した分料金がかかります。ソフトバンクとワイモバイル向けには1時~21時の間は通話料なしでかけ放題。通話に特化した利用が可能なので私はこのプランにしました。通話料が20円/30秒ですので、10円/30秒で通話可能な「楽天でんわ」を併用しています。

こちらもおススメ「携帯電話SIM」

ワイモバイルと悩んだのがb-mobileの「携帯電話SIM」です。こちらは自分で携帯電話を用意する必要があります。ドコモのガラケーであれば利用可能ですので、中古のガラケーを買ってきて利用することができます。

こちらも電話とSMSに特化したサービスで、月額1290円(税別)で無料通話が1300円分付いています。ワイモバイル同様通話料は20円/30秒で、無料通話1300円分を使い切ると、この通話料が発生します。

注意すべきは、先ほどワイモバイルで通話料節約のために「楽天でんわ」を併用しましたが、こちらは「楽天でんわ」を使うと無料通話1300円が使えなくなりますのでそのまま利用しましょう。

家の中は無線LANルーターの時間設定で

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最近の無線LANルーターは端末ごとに利用可能時間設定ができます。

おススメは「こども安心ネットタイマー」が利用できる、NEC製の無線LANルーターです。通信の安定性の面でもNEC製の無線LANルーターがおススメ。「WG1200HS」なら5000円程度で購入できます。

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結局ネットの時間制限を行うには、通信の入り口で制御するのが最も有効だと感じます。後ほど失敗談を書きますが、androidアプリでの制御はまったく意味がありませんでした。子供も親も納得のうえで時間制限を導入しましょう。

子どもを守る便利な機能! こども安心ネットタイマー | ルータ活用コンテンツ | AtermStation

子供のネット端末はMACまたはiOS端末で

以前は子供向けのネット端末は、ペアレンタルコントロールアプリが豊富なandroidが良いと思っていたのですが、この手のアプリは子供のネット利用を監視する傾向が強く、最近はこの手のアプリはちょっと嫌だなと感じてきました。

またandroidはOSレベルでのペアレンタルコントロールがなく、アプリに頼る必要がありますので、アプリの出来不出来やアップデートタイミングで動作が不安定になるなど、使用上の不具合も多いうえ、比較的簡単にアプリの制限を回避出来てしまったりと、子供とのイタチごっこになります。

ということでOSレベルでペアレンタルコントロールが可能な、MACかiOS端末のiPhoneやiPad、iPod touchがおススメです。これらの端末をWiFi通信のみで利用することで、先ほどの無線LANルーターで指定した時間のみの利用とします。

iOSで利用する際に最低限行う設定

iOS端末を子供が利用するには以下の設定は必須です。設定画面の「一般」-「機能制限」で設定可能です。

  • safari(標準ブラウザ)をOFF
  • アプリのインストール、削除、APP内課金をOFF
  • コンテンツの許可で年齢に合わせた設定

上記は最低限の設定で、ほかのアプリ類を制限するかは個別に調整してください。iOSの設定でWEBの閲覧制限が可能ですが、ちょっと力不足ですので別のブラウザアプリを利用します。そのため標準ブラウザのsafariはOFFです。

子供用のフィルタリングブラウザアプリの導入

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結局WEBブラウザの選択が重要です。私は消去法で「Yahoo!あんしんねっと」アプリを利用しています。完璧ではないですが及第点といった感じです。無料なのもポイント高いですね。

有料なら「iフィルター」が良いと思います。ただしこちらは子供のネット利用状況監視機能も付いているので、子供は嫌がるかもしれません。

iフィルターサイト内の以下のリンク先で、ネット依存度チェックできますので、興味ある方はやってみてください。

あなたやお子さまは、どんなタイプのネット依存になりやすい?ネット依存型のかんたんチェック|デジタルアーツ株式会社

子供のネット利用について失敗談

これまで試行錯誤してきて今回紹介した方法に落ち着きそうです。これまで様々な失敗をしました。

子供ネット利用の監視機能を付けすぎるのはダメ

androidスマホ向けのペアレンタルコントロールアプリなど、子供スマホ利用に関する監視機能が付いているものが多いのですが、親子で疑心暗鬼に陥る可能性がありますので止めた方が良いです。

スマホやネット利用を時間制限する意味を双方理解したうえで、時間制限を施すのが良いと思います。

スマホ利用に関するルール決めだけではダメ

よく子供にスマホを与える際に、利用に関するルールを決めて話合うことが大事だという記事を見ます。たしかにネット利用の恐ろしい面や、スマホ依存についてしっかり伝えることは大事ですが、それだけではダメです。

ちゃんと機械的に制限を設けないと、こっそり夜中にスマホを使っているんじゃないか?不適切なWEBサイトを閲覧しているのではないか?出会い系サイトなど使っているんじゃないか?など必要以上に心配してしまいます。

スマホやネット制限は最初にキチンと設けるべき

最初は比較的フリーな状態でスマホを渡してしまい、後から問題だと感じて制限をかけることは、これまで自由に使えていたのに急に不自由になるため、子供の反発を招きます。初めからきっちり制限を設けて渡す必要があります。

ネット接続が出来る端末を子供に渡すときは、制限について良く考えたうえで渡しましょう。

子供のネット環境の構築についてまとめ

かなり長くなりましたが、子供のネット環境構築について参考になればうれしいです。簡単にまとめますと。

  • 外出時の連絡用には通話機能のみのガラケー
  • 家でのネット接続時間制限は無線LANルーターで実施
  • ネット接続用端末はMACかiOS
  • WEBブラウザはフィルタリングが可能な「Yahoo!あんしんねっと」などを利用

私の場合は家でのネット接続用には子供共用でiPadを使っています。一人ひとりに与えるならiPod touchや使っていないiPhoneでも良いかもしれません。

ネットは便利ですし、有効に活用できるような環境を作って、子供たちにも積極的に利用していってほしいですね。ただし現実社会でも踏み入ってはいけない場所があるように、ネットにもそういった場所が存在します。ネットの場合はそういった場所にも簡単にアクセス出来てしまいますから、最低限の機能制限を設けることの重要性を理解する必要があると思います。

MVNO格安スマホなど携帯電話を扱う事業者が急増していますが、子供のスマホ利用に関して本気で取り組む事業者が出てきて欲しいですね。