格安SIMデータ通信0円時代へ。結局NTTドコモの独り勝ち

格安SIMデータ通信0円時代へ。結局NTTドコモの独り勝ち

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MVNO格安SIMの料金競争激化でとうとう0円に

とうとう月額0円のMVNO格安SIMが登場しました。ソネットが開始した500MBまでは無料で利用できる、「0 SIM」です。特に契約期間の縛り等もないので、利用方法によっては本当に0円で使い続けられます。

「0 SIM」で注意が必要なのは、500MBを超えると料金が割高になる点です。2GB使うと1600円まで上昇します。2016年2月現在最安のDMMモバイルなら770円ですから、倍以上の料金になります。また、たとえばmineoの500MBプランの場合は、500MBを超えても速度制限の200kbpsでずっと使い続けることができますが、0SIMは料金が1,600円まで上昇し続けますので、500MBを少しでも超える可能性がある場合は他社が有利です。200kbpsの速度制限中でもLINEの通話や、ストリーミングの音楽聴き放題アプリも普通に使えます。

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MVNOの格安SIMへの参入事業者が増え続けており、料金競争も激しくなっています。一般顧客販売が強いイオンモバイルも、独自に回線を調達して新サービスを立ち上げるなど、さらに力を入れていくようです。

このままいくとMVNO事業単体では、全く採算が取れないという状況が続きそうで心配です。

MVNO乱立で一番得をするのはNTTドコモ

現在MVNOで最も多く利用されているのが、NTTドコモのネットワークです。MVNOがMNO(※)に支払う相互接続料金が安いことが要因です。

また、もうひとつの要因としては、NTTドコモのネットワークはiPhoneとの相性もよく問題なく使えます。一方auのネットワークを使うMVNOでは、iPhoneのOSアップデートの度に、ちゃんとネットワークにつながるか心配しなくてはなりません。

※MNO(モバイルネットワークオペレータ)とは移動体通信事業者のことで、自社で通信設備を持っている携帯キャリアです。国内ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク(ワイモバイル)になります。

MNOとMVNOは同じスマホユーザーを奪い合うライバル関係のように見えますが、NTTドコモに関してはMVNO乱立歓迎かもしれません。最近NTTドコモではユーザーの純増数にMVNO回線も含めて発表しています。KDDIやソフトバンクユーザーが格安SIMへ乗り換えると、NTTドコモが潤うという構図になっています。

設備増強面でもMVNOはドコモにとってありがたい存在

通信事業者にとって通信インフラ整備は非常に重要です。ユーザーの通信トラフィックを計測し、将来分を見込んで設備増強を行います。特に携帯電話のネットワークは近年トラフィックの増加率がスゴイので、どの程度回線を増強するのかは悩ましいところでしょう。

通信回線の増強は、ユーザーの通信トラフィックが増える前に行う先行投資ですから、通信事業者にとっては大きなリスクです。トラフィック予想を外して投資しすぎると支出が増加しますし、少なく見積もって増強が間に合わないと、ユーザーからは即「ネットに繋がらない!」とクレームになります。

しかし、NTTドコモに関してはMVNOのおかげで、低リスクに回線増強を行うことができます。MVNO各社はそれぞれ将来のユーザー増を見越して、実際の通信トラフィックよりも多めに契約する必要があります。NTTドコモはMVNO各社との契約に基づき低リスクで回線増強が可能です。さらに増強した設備の一部はNTTドコモ自身でも利用できますから一石二鳥です。

MVNO各社が料金競争を繰り広げ、さらに加入者増のための無料キャンペーンを行ったりしていますが、結局最後に微笑むのは通信キャリアかもしれませんね。

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