Bluetoothでハイレゾ!コーデック主流はLDACかapt-x HDか?

Bluetoothでハイレゾ!コーデック主流はLDACかapt-x HDか?

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ハイレゾが本格化しそう、Bluetoothオーディオでもハイレゾ

クアルコムがハイレゾ相当の96kHz/24bitのオーディオデータをBluetoothで伝送可能とする、新コーデック「apt-X HD」を発表しました。モバイル向けのSoCチップメーカー最大手のクアルコムの新コーデックということで、今後いろいろ機器に搭載されるのではないでしょうか。

現在Bluetoothでハイレゾ伝送できるコーデックとしてはソニーの「LDAC」がありますが、いまのところソニー製品のみにしか搭載されていません。

Bluetoothのコーデックとは?

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コーデックとは簡単にいえば必要に応じてデータを別の形に置き換え、また元通りに復元する装置やソフトウェアのことです。復元といっても方式により完全に元通りになる可逆圧縮と、そうでない非可逆圧縮があります。

Bluetoothでは伝送規格により送信できるデータ量が決まっていますから、コーデックによりデータを圧縮し伝送する必要があります。

先日発表されたapt-X HDの技術詳細は不明ですが、ソニーLDACについては以下のページで詳しく説明されています。

Sony Japan | LDAC™で高音質ワイヤレスリスニング

LDACは従来の伝送量328kbpsよりも多い、990kbps伝送が可能で、かつ音源のビット深度/周波数を維持したまま高音質伝送が可能です。

音楽聴き放題サービスでハイレゾ対応がそろそろ始まるかも

月額1,000円程度で音楽が聴き放題となるサービスが人気ですが、2016年には他サービスとの差別化のため、ハイレゾ音源の配信を行うサービスが登場するはずです。そうなるとスマートフォンなどモバイル機器側もハイレゾ対応のものが増えるでしょう。

とくにApple MusicやGoogle Play Musicの動きが気になります。

Appleがハイレゾ対応をすることになれば、Bluetoothのコーデックに「LDAC」と「apt-X HD」のどちらを採用するかにより、今後の主流コーデックが決定するぐらいのインパクトがありそうです。

どちらが主流に?

ソニー「LDAC」とクアルコム「apt-X HD」どちらが主流に?

ソニーのLDACは2015年1月に発表され、2015年の夏頃から対応製品が登場していますが、2016年1月時点ではソニー製品のみの採用にとどまっています。LDACは低負荷で動作するため組み込みしやすいはずですが、ソニー以外の対応製品が出てきていません。

現在高音質でBluetooth伝送するための主流コーデック、「apt-X」の後継コーデック「apt-X HD」はネームバリュー的にも有利な気がします。技術的にはLDACとどちらが優れているのか現時点では分かりませんが、どちらも「CSR8675」チップに実装可能ですので、低負荷で動作可能という点は共通しています。

「LDAC」の場合はソニーからライセンスを受けて実装する必要がありますが、クアルコムの「apt-X HD」の場合は自社のSoCチップに実装することも可能ですので、一気に普及する可能性があります。現時点では「LDAC」がそれほど普及していないこともあり、私は「apt-X HD」が主流となるのではと思います。

それにしても、もしapt-X HDが主流となった場合、現在販売されているLDAC対応スピーカーやヘッドホンでハイレゾ伝送がほぼ使えなくなります。LDACが世界中でもう少し普及していれば、apt-X HDとLDACの両方に対応されるでしょうが、今のままではなかなか難しそうです。今までもこの手の規格争いでユーザーが不利益を被ることがありましたが、Bluetoothハイレゾオーディオでも同様のことが起こりそうで残念ですね。

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