Appleがパーソナルデータ取得を開始するのはいつ?

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パーソナルデータを収集しないと宣言したAppleだが、あまりにも不利な戦い

スマートフォン用OSでシェアを二分するAppleのiOSと、GoogleのAndroid。世界的なシェアではAndroidの圧勝ですが、スマートフォン単体で考えるとiPhoneのシェアはかなりのもの。特に日本ではiPhoneのシェアは5割です。(2015年末時点)

これまでも両社でOS開発競争が繰り広げられ、お互い似たような機能を追加しながら進化してきました。これからも開発競争が続くのは当然ですが、両社で決定的に違うポリシーがあります。Appleはパーソナルデータを収集せず、Googleは積極的に活用します。

2015年9月AppleのCEOティム・クック氏はわざわざ「われわれはみなさんの情報を入手しない」と公言しました。明らかにGoogleのビジネスモデルに対する発言ですが、しかし今後のOS開発競争において、不利な戦いとなることは明白です。

自分の行動を把握している秘書としていない秘書

スマートフォンは利用者の秘書的な役割を果たしています。「Google Now」やAppleが導入予定の「Proactive Assistant」など、Push通知で利用者の行動を補助するような機能がどんどん強化・追加されていくはずです。

そういった機能を追加するときに、パーソナルデータの収集が出来るGoogleと出来ないAppleでは機能的な差が生まれそうです。

Googleの場合は飛行機など交通チケットを取得したことや、通販で買い物をしたことを把握しているので、そういった情報に基づいた必要な情報を、必要な時にPush通知することが可能ですし、家のPCで検索した情報なども考慮した判断が可能です。

一方Appleは別の場所やツールの情報を把握していないので、必要な情報を正確に通知することが困難です。ほぼiPhoneしか利用しない人なら、ある程度iPhone上にはパーソナルデータを保持しているでしょうから、そこからある程度予測は可能でしょう。しかしGoogleと比べるとあまりにも情報が少なすぎます。

自分の行動をすべて把握してスケジュール管理をこなす秘書と、ともに行動している間のことしか把握していない秘書。どちらの秘書が良いかは人によりそうですが、スマートフォンの便利さ向上という意味では、Appleは相当苦労するのではないかと思います。

(以下Google Now紹介動画)

個人情報を守ることよりも、限定的に開放して便利さを追求する人が意外に多いのでは。

Webブラウザの「パスワードを記憶する」機能は便利ですよね。私はちょっと怖くて使っていません。Googleの「Chrome」の場合、Googleアカウントを紐づければ、PCからもスマホからもパスワード入力なしにログインが可能です。パスワードなんて記憶させて大丈夫か?と思いつつも便利だから使っている人も多いでしょう。スマートフォンのアプリでも、位置情報も提供することですべての機能が開放され、より便利になることも多いです。個人情報を保護するよりも、便利さをとる人も多いでしょう。

インターネットを利用するうえで、Googleに一切個人情報を明かさずに利用することは、ほぼ不可能ですから、いまさら隠してもしょうがない。なら徹底的に便利に使おうということです。GoogleがAndroidなど便利なサービスを無償で提供するのは、パーソナルデータを使って新たな事業展開が可能だからです。Appleはなんとか脱Googleを果たしたいと考えていますが、今の流れを変えることはAppleでも厳しそうです。

ここ数年はWEBからアプリへという動きが加速し、WEB広告メインのGoogleは厳しくなるんじゃないか?と思われましたが、アプリ乱立とさらに儲かるアプリは一握りという状況から、再度アプリからWEBに戻るんじゃないかと思います。今後WEB検索結果からアプリを直接起動するなど、アプリとWEBの垣根がなくなるでしょう。

Appleが前言撤回し個人情報を収集し始めるのか。まったく別の魅力的な新機能を開拓するのか。次に発売されるiPhone 7で方向性が少し見えるかもしれません。

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