IT教育2020年までにタブレット1人1台?全く進化しない教育

IT教育2020年までにタブレット1人1台?全く進化しない教育

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教育のIT化で2020年までに1人1台タブレットを目標にしているらしい

2020年までに小中学校の生徒1人に1台タブレットを整備するという目標があるらしい。

はじめに書いておきますが、私は教育関係者でもないので専門的な事は的外れかもしれませんが、子供たちの将来に関わる教育について親として関心を持たずにはいられません。

先日娘が「黒板のチョーク置きに頭をぶつけて、たんこぶが出来て痛い(泣)」と嘆いているのを見て、30年前から全く変わってないなwと思いました。床掃除から立ち上がる時に頭ぶつけると痛いんですよね。。。

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その時は笑っていたのですが、よく考えると教育そのものも30年前からたいして進歩してないのでは?と不安になりました。

寺子屋時代から退化している教育

「世の中スマートフォンだクラウドだと進化しているのに教育については全く進化していない。もっとITを導入しなさい。」というだけではなく。教育の本質的な部分がまったく変わっていないなあと感じます。

小さな子供の一年の成長は大きい

子供にとっての一年の成長って大きいです。小学校低学年ぐらいは顕著で、4月生まれの子と3月生まれの子では勉強の理解力が全く違います。しかし同じ教室で授業する場合、どこかに基準を設けて授業をする必要があります。

学校の授業では理解が早い子は退屈になり、理解が遅い子は諦めてしまいます。

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上の寺子屋の画像を見ると今の学校に似ていますが、教える時は先生と生徒が1対1で、その子のレベルに併せて教えているようです。そのかわり他の子は完全に遊んでいますが。。。そう考えると1クラス30人~40人を一人の先生が一緒に教えることは、とくに小さな子供には無理があるはずです。

人間にも早熟型と大器晩成型が居るはず

競馬をされる方はよく理解されているかと思いますが、成長が早く若いときには良い成績をあげたけど晩年はさっぱり走らない馬や、逆に若いときはさっぱりだったのに成長につれ大きなレースで活躍する馬もいます。

人間も動物なので当然様々なタイプの人が居ます。しかし今の教育制度ですと中学生の頃にある程度の頭角を現していないと、その後の進路がある程度決まっていってしまいます。

すべての授業を教室で机を並べて受ける必要性

上記のようなことを踏まえると、教科書を見ながら問題を解くような座学は、教室で机を並べて受ける必要があるのかな?と感じます。授業中よく見かける光景で「○○君授業中はしゃべらない!」等怒られていますが、そりゃ隣に友達が居たらしゃべりたくなりますよね。特にすでに理解している箇所を繰り返し授業している時は退屈で気が逸れます。

座学に関しては子どもの理解力に併せて映像とタブレットを使った個別授業

タブレット導入を検討しているなら、まず授業スタイルを見直すべきです。

1クラス30人で4クラスある場合、4人の先生で120人の生徒を受け持ちます。最近では補助の先生が居る学校が多いので、その場合は5人の先生で生徒120人です。そんな体制で取り組んだとしても、先ほど指摘した子供の成長・理解に併せた授業は不可能です。

それを映像とタブレットの個別授業にすれば、子供一人ひとりの理解度合に併せた授業が可能です。全国の生徒に対して授業を配信し、回答の理解度により次のステップに進むか、繰り返し説明するかを判断しながら個別に進むのです。ある生徒は1年生の時に2年生の授業範囲まで行く人も居るでしょう。ある生徒は1年生の時には1年生の範囲まで終わらず、2年生の時に盛り返す。

そうすることで各生徒の時間を無駄に浪費することが減るはずですし、各学校の先生は生徒個別のフォローに時間をかけることが出来ます。当然体育や理科の実験、みんなで考えて発表するような授業は同じ教室で一緒に受けます。

小学校~高校まではひとくくりで良いのでは?

今の教育は高校、大学受験をクリアする為のものになっています。英語も会話する為ではなく、テストに合格する為のものです。数学についてもそうで社会に出てから数学の公式を使うこともないでしょう。実際には高校数学の公式は仕事で役立つものが満載なのですが、実際にどう使うかを教えられていないので活用できません。

ただ振るいにかけるだけの受験回数は極力少なくした方が良いです。受験という一発勝負ではなく、日々の勉強がデータ化され、大学進学や就職に活用されれば、受験や就職試験自体が不要になるでしょう。大学でランク付けされるのではなく、その人自身の実力や人間性が重視されるはずです。

このままではロボット先生を導入しようとか変な方向にいきそう

これまでも海外の教育事情などを参考に「ゆとり教育」をやってみたり、いろいろな試みがされていますが、残念ながらうまく行かずに現在は教育がどう進もうとしているのか不透明です。教育のIT化もとりあえず設備を整えるところまでで力尽きて、実際活用するところまで行けないのではと危惧しています。実際先行的にタブレットを導入した学校で成功事例はあるのでしょうか?タブレットを使ってゲーミフィケーションを利用した動的な授業を行うだけでは勿体ないですよね。

2020年に1人1台タブレットを導入した結果うまくいかず、「先生の数が少なくて手が回らないことが原因だ」となり、「ロボット先生導入」などといった変な方向にいかないか心配です。なぜ教育にITを導入するのか?という基本的な部分をもっと考えて進めてほしいです。

また国の政策を決めるとき海外の事例を参考にされることが多いのですが、ハッキリ言って「自分で考えるのが面倒なので海外の成功例を参考にしました」的にしか見えません。成功例を挙げて説明すると説得力は増しますが、そもそも各国歴史や生い立ちが違いますし、教育に関しては正解なんてないと思います。その国々にあったものが必要ですし、日本は海外よりも一歩先を行くぐらいの気持ちで教育制度を見直してほしいですね。

娘が黒板で頭をぶつけたところから、かなり話しが拡大しましたが、子供の将来・日本の将来がかかっていることなので、既成概念にとらわれず未来の教育について検討して欲しいと思います。

ちなみに最初に書いてますが、私は教育の専門的知識はありませんので、的外れなことも書いてしまっていると思いますが、教育がより良くなって生徒と先生の関係も良いものになればと願っています。

※総務省制作の以下の資料は、現在の教育ICTがよくまとめられていますのでリンク貼っておきます。

総務省「教育ICTクラウド導入ガイドブック2015」

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