ヨドバシドットコムがamazonを超えるにはECモール化は必須

ヨドバシドットコムがamazonを超えるにはECモール化は必須

この記事を共有する

ファン急増中のヨドバシ・ドット・コムはゲームも発売日に届くから安心

当日配送地域拡大中のヨドバシ・ドット・コムが便利すぎる

最近amazon派からヨドバシ.com派になったという人も多いのではないでしょうか。特にamazonの場合は発売日当日に届くかヤキモキすることが多いですが、ヨドバシ.comならほぼ確実に発売日に届くという安心感があります。amazonも有料プライム会員になることで配送時間を短縮できますが、ヨドバシ.comは無料なのが強みです。

そんなヨドバシ.comの注文当日お届け地域がさらに拡大し、長崎県の一部と大分県全域がサービスエリアとなりました。当日お届け地域の人口カバー率が64.1%となりました。スゴイですね。

ヨドバシ.comの売上は1000億円を超える勢いで(もう超えた?)、16年度には2000億円を超えるのでは?と言われています。amazonジャパンは2013年度7600億円ですから、まだまだ敵わないもののヨドバシの取り扱うジャンル数でこの売上というのは脅威的です。

今後ヨドバシ・ドット・コムはamazonにどこまで迫ることが出来るでしょうか。

amazonと比べヨドバシに足りないもの

サービスの面ではamazonと比べても遜色のないヨドバシ。むしろヨドバシの方が優れているところが多いです。しかし、このままamazonを追従するにはヨドバシには足りないものがあります。

ヨドバシ1社 vs amazon連合

amazonをよく利用する方はご存じだと思いますが、amazonには「amazon販売」の製品と「マーケットプレイス販売」の製品があります。amazonでの買い物に慣れている方でも、マーケットプレイス販売だと気付かずカートに入れてしまうことがあるぐらい、amazonサイト内に溶け込んでいます。

マーケットプレイス販売事業者は、amazonの販売ページで商品を売るために、商品売上の数%を手数料としてamazonに支払います。amazonの在庫が無くても商品の販売が可能なため販売ロスを軽減できます。

それに比べヨドバシは1社で運営する為、在庫切れの場合は当然売ることが出来ませんし、全品目において他社の価格に対抗する値下げなどが必要です。

amazonのエコシステムに勝つのは大変だ

image2834

上の例はかなりザックリとしたものですが、この場合amazonとしては二つの選択肢があります。少しの利益を乗せて市場価格で直販するか、amazon販売はせずマーケットプレイス販売に任せて手数料収入を得ることです。この場合はマーケットプレイスに任せる方が在庫リスクも無く良さそうです。また特殊な例では人気商品が市場で入手困難な状態になった場合、amazonやヨドバシ自身が定価以上のプレミア価格で販売することは出来ませんが、マーケットプレイス販売業者が定価以上の価格で販売することがあります(定価以上では買わないよう注意しましょう)。その場合も当然amazonは手数料収入を得ています。amazonは自社の評判を落とすことなく手数料収入は得られるのです。その間ヨドバシは在庫切れで販売機会はありません。

amazonは常にこの二つの選択肢を持っており、利益を削ってでも常に市場価格で勝負しないといけないヨドバシは不利です。

さらにamazonにはもう一つの選択肢、「利益無し」または「少し赤字」で売るという選択肢もあります。「通販で買う時はとりあえずamazonのサイトを見る」という人が圧倒的に多いのは、amazonは安いというブランドが確立されているからです。また利用実績から他の通販サイトより少し高くてもamazonで買うという方も多いでしょう。そういったブランドを確立するために、利益無しや少し赤字で売るということも行っているはずです。

この3つのパターンの組み合わせによるamazonのエコシステムは強力です。amazonが毎年赤字決算でも企業価値が上がり続けているのは、市場をコントロール出来るほどの支配力があるからでしょう。

ヨドバシもECモール化するのか?

以上のことからヨドバシ単独で太刀打ちするのは限界があるように感じます。ヨドバシがこれ以上の拡大を望まず、ある程度の規模を維持するというのなら今のままで良いのでしょうが、amazonに対抗していくというのならECモール化は避けられないのではないでしょうか。ヨドバシもamazon同様にヨドバシ.comの販売スペースを他者に貸し出すのです。

幸い日本最大級のECモール楽天は数年前から進化が止まっており、ヨドバシECモール進出でサイトの使い勝手が良ければ、amazonに次ぐ2番手になれる可能性も高いでしょう。

サービスの質では「amazonを超えた」と言っても過言ではない「ヨドバシ・ドット・コム」が今後どう動くのか注目です。

【関連記事】リアル店舗が消える、ネット通販に対抗する前にまずやるべきこと

スポンサーリンク

この記事を共有する

フォローいただけると嬉しいです

あなたにおススメの記事