格安SIM「mineo」のマルチキャリア対応は利点を生かせるか?

格安SIM「mineo」のマルチキャリア対応は利点を生かせるか?

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9月よりドコモ回線追加で日本初のマルチキャリア対応mineo

新生mineoマルチキャリアMVNOを9月から開始

au系回線を利用したMVNOであるmineoが、今度はNTTドコモ回線を利用したMVNOを開始します。開始時期は9月で詳細な料金プランなど未発表ですが、ドコモ回線SIMとau回線SIM間のパケットシェアやギフトでフレキシブルに利用できることは判明しています。

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詳しくは本記事下の関連リンクをご覧ください。

日本初のマルチキャリアMVNOについてメリットはある?

今年のはじめ頃にそろそろマルチキャリア対応が登場するのでは?的な記事を書きました。マルチキャリア対応はMVNOにしか出来ない、大手キャリアとの差別化ポイントになると思います。

【関連記事】マルチキャリアから選べる格安SIMがそろそろ登場してもいい頃か? | More-interest.GAME

auとNTTドコモの2社のネットワークを利用可能となる、マルチキャリアMVNOとなるmineo。現時点で考えられるメリットは以下のようなものが考えられます。

  • 端末(スマートフォン)選択の自由度が上がる (iOS8使用可能に)
  • 使用中の端末そのままで、MNPによる大手キャリアからの乗換ユーザーを手広く受け入れられる

デメリットは設備コストがかかることでしょう。

将来的にはIoTによるネット接続デバイスが増えた時に、使える回線ネットワークが多いことはメリットです。

SIM一枚で両方のネットワークに繋がることは可能になるのか?

mineoのドコモ対応の発表会で、SIM一枚でドコモ、auの両方のネットワークに接続できるようなことも視野に入れているようです。ただこれに関してはかなり厳しいかもしれません。

一枚のSIMで両社のネットワークに繋げることが出来ると、大手キャリアはMVNOに対しての優位性が無くなります。

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特に複数の周波数バンドを束ねて高速化を図るキャリアアグリゲーションや、次世代規格5Gでは有利に働きます。マルチキャリアMVNOで複数のネットワークに同時に接続できると、大手キャリアよりも高速な通信が可能になるかもしれません。そうなると大手キャリアで契約するメリットは皆無です。

そのような事態が容易に想像できる中、大手キャリアがシステムを開放するとは考えにくいです。

以下はNTTドコモとauの使用バンドです。(2015年6月6日現在)

キャリア4G LTE3G
NTTドコモFD-LTE (Bands 1, 3, 19, ,21,28(2015年1月開始予定))UMTS HSPA+ 800 (Band XIX), 1700 (Band Ⅸ), 2100 (Band I) MHz
auFD-LTE (Bands 1, 11, 18,26,28(2015年1月開始予定))
TD-LTE(Bands 41(Wimax2+))
CDMAなので割愛

マルチキャリアMVNOの特徴を生かした戦略に期待

NTTドコモ回線とau回線のどちらもエリア整備が進んでおり、日本全国ほぼどこでも同じように繋がるので、マルチキャリアMVNOの優位性が出しづらいかもしれません。スマートフォンのSIMが2枚刺せるタイプの端末で、両ネットワークを同時に使えるものが出れば面白いのですが、現在は切り替えて利用する端末しかありません。NTTドコモ系MVNOのライバルが多数いる中、マルチキャリアを武器にどこまで戦えるのか楽しみです。

今後より小型なデバイスに通信機能が搭載されるでしょう。そうなるとSIMが機器に組み込まれるかもしれません。そうなったときマルチキャリアで利用できるmineoがパートナーとして、またはそういった機器を販売する事業者の、MVNEとして活躍できるかもしれません。

9月からNTTドコモ回線が使えるようになるmineoの展開に注目です。

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