年金情報流出に思う。最近プライバシー保護が面倒になってきた。

年金情報流出に思う。最近プライバシー保護が面倒になってきた。

この記事を共有する

隠しても隠しきれないプライバシー情報

先日発生した日本年金機構による情報流出問題。手口は昔からおなじみの標的型メールによる、添付ファイルからのマルウェア感染です。どのようなメールだったのかは不明ですが、さらに流出したファイルは誰でも開封できる状態のものも含まれていたということで、個人情報を扱う機関として、管理体制が甘すぎると言わざるを得ません。

とはいえ、もはや個人のプライバシーをどこまで守ることが出来るのか、非常に不安な時代です。隠したくても隠しきれません。現在もっともプライバシー情報を握られているのはGoogleです。もはやGoogleに一切情報を渡さず生活することが困難といっても過言ではないです。

アップルのティム・クックCEOがユーザー情報のマネタイズに苦言

現在のIT企業はユーザー情報のマネタイズに躍起になっています。買い物や検索履歴、行動パターンなどを解析して広告サービスに利用します。サービスを受ける対価がお金からプライバシー情報に移っています。「無料で使えるし超便利!」と飛びつくと利用規約にとんでもないことが書いているかもしれません。

このような状況にアップのティム・クックCEOが苦言を呈しています。「無料で提供されるサービスを好んでいるが、検索履歴や家族の写真が利用され、広告目的で売り飛ばされる代償に値するとは思わない」というような内容です。先日開始した「Photos」Googleの容量無制限の写真データアップデートサービスへの牽制の意味もあるでしょう。

アップルのようにハードウェアの売上でちゃんとした利益が出ている企業は、ユーザー情報のマネタイズなど不要かもしれません。しかし多くのIT企業はサービスそのものから利益を得ることが出来ない世の中で、ユーザー情報のマネタイズを活用し、ユーザーに気付かれないように利益を出す仕組みを模索するしかありません。

スマートフォンによりすべての情報が吸い上げられる

PC時代には検索履歴や結果、買い物履歴などの情報がメインでしたが、スマートフォン時代には場所が加わります。情報を取得した場所がどこか。さらにPhotosではいつどこで何を撮ったといったことも分かります。こういった情報が国境を越えて飛び交っています。大手IT企業は恐らく自国の政府以上に国民の情報を持っているはずです。

こうなってくると、中国の情報規制や統制は、あながち間違った事ではないように思えてきます。自国の利益の確保、または国外への情報流出を抑えることの重要性、現在のように国民の情報がマネタイズされ、国外企業に利用されることを予見していたのかもしれません。

様々なサービスが連携しあまりにも複雑で、情報を保護しようにも限界があります。情報流出という目に見える形で起こった事件には敏感に反応しますが、多くの方は恐らく知らず知らずのうちに様々な情報を自ら漏らしているはずです。もはやプライバシー情報を個人で守りきるのは不可能なのでしょうか?

今後マイナンバー導入など、ますます情報保護が重要になってくるのでしょうが、正直保護しきれる自信がないです。

みなさんはどうお考えですか。身の周りの情報について再確認してみてください。

【おススメ記事】ドローン(無人飛行機)は日本で普及する?盗撮、墜落と問題山積み

スポンサーリンク

この記事を共有する

フォローいただけると嬉しいです

あなたにおススメの記事