破格!テスラの新型蓄電池で太陽光発電だけの世界は可能?

破格!テスラの新型蓄電池で太陽光発電だけの世界は可能?

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供給不安定な自然エネルギーが一気に普及する可能性あり、しかし。。。

米テスラが新型蓄電池「パワーウォール」2モデル発表。大容量でスリムなうえ安い!

2015年4月30日(米国時間)に電気自動車や宇宙開発で有名な米テスラ社が、据置型蓄電池の新製品「パワーウォール」を発表しました。

価格は10Kwhモデルが3500ドル(約42万円)、7KWhモデルが3000ドル(約36万円)です。さらに10年の保証付き。従来の家庭用蓄電池の半額程度と破格です。

これだけ安いと、普通はデザインがイマイチだったり、本体のサイズが従来品より大きかったりするものですが、非常に薄型で製品名の通り壁面に取り付けることが想定されています。色も複数用意されており部屋に併せて選択できます。

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以下は米テスラ「パワーウォール」の製品発表会の様子です。(17分程度)

蓄電池の普及で自然エネルギーによる発電が加速する?

米テスラのイーロンマスクCEOも化石燃料を使わない発電方法の普及を目指しているようですが、蓄電池が一気に身近な価格になったことで自然エネルギーによる発電は加速するでしょうか?

蓄電池生産工場ギガファクトリーで大容量蓄電池も

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テスラは家庭用のパワーウォールだけでなく、法人向けと思われる大容量蓄電池もラインナップされているようです。それら蓄電池を生産する拠点「ギガファクトリー」を現在建設中です。

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データセンターのように大容量蓄電池を並べて運用するのでしょうか。大容量蓄電池が普及すれば、天候の影響で供給が不安定になりがちな自然エネルギーによる発電の実用度も高まりそうです。

地球上すべての発電を自然エネルギーに置き換えることは可能?

極端な例ですが、地球上すべての発電を太陽光発電に置き換えることは可能でしょうか?ザックリ確認してみましょう。

  • 世界の年間消費電力は19,710,362百万kwh(2012年時点データ集計可能な214か国)
  • 2035年には2011年比で1.3倍に増加

上記のようなエネルギー事情を踏まえて確認してみましょう。ちなみに以下の計算は小数点など切り捨てた大まかな計算ですので参考まで。

太陽光発電所メガソーラーで国内最大級「浮島太陽光発電所」は面積が11ヘクタール(110,000平方メートル)で年間9百万Kwh程度発電します。

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※以下の文章で単位間違いにより大幅に計算が間違っていましたので修正しました。コメントで指摘いただきありがとうございます。

上記の世界の消費電力から計算すると、世界の消費電力を賄うには「浮島太陽光発電所」が2,190,040箇所!必要です。広さにして24,090,440ヘクタールですから、240,904平方キロメートルにもなります!

日本の面積377,914 平方キロメートルの64%にもなります!(いただいたコメントからの受け売り!)。実用するには実際消費する量より多く発電する必要があります。しかも電力を蓄える蓄電池のスペースも必要です。

現在の技術で世界の消費電力を太陽光発電で補うことは現実的ではないかもしれません。

エネルギーを不自然に搾取するとどこかに歪みがくるのでは?

化石燃料による発電は化石燃料の枯渇と、燃料を燃やす際に発生する有害物質による大気汚染など、代替手段による発電が世界中で問題になっています。注目されているのは自然エネルギーによる発電ですが、自然エネルギーによる発電は問題が無いのでしょうか?

太陽光発電や風力発電、地熱による発電など、現状のレベルでは問題も比較的小さいものです。しかし、化石燃料による発電を止めて自然エネルギーメインとなると別でしょう。2013年に日本での再生可能エネルギーによる発電の割合が10%を超えたそうですが、こういった発表に用いられる数値は、導入した発電設備容量で試算していますので、実際に使われる電力の10%に相当するのか不明です。自然エネルギーによる発電は使用量に併せて発電量を調整することが出来ません。やはり蓄電池との併用が望ましいです。蓄電池が無い状態では使われないまま捨てられる電気も多そうです。

自然エネルギーによる発電はどれも自然の流れを遮ってエネルギーに変えます。

風力発電の風車が増え続けると、今まで風が通り抜けていた場所に風が通らなくなり環境に影響が出そうです。

地熱も発電量が増えれば、不自然に地中の熱を奪いますから影響が無い訳がありません。

唯一地球外からのエネルギー太陽光は有望ですが、先ほど確認した通り面積当たり発電量の問題と、天候や昼夜に左右されるため不安定です。また太陽光パネルがどんどん増えると、これまで地面に注いでいた太陽光のエネルギーがパネルに奪われます。それにより自然環境に思いがけない影響が出るかもしれません。

テスラの思想、新蓄電池「パワーウォール」には期待するが、結局省エネが一番

テスラの新蓄電池「パワーウォール」に驚きつつ、今回は自然エネルギーについて素人ながら考えてみました。

身も蓋もないですが、結局は省エネが一番ということですね。最近の電化製品は数年前に比べると驚くほど省エネです。しかし電化製品を使用する人がそれ以上に増えているので、世界の消費電力はうなぎ上りです。

こういった状況で今回の「パワーウォール」のような製品は、無駄な電力を減らすことも出来るでしょうから、非常に期待出来ますね。

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コメント

  1. そつひこ より:

    24,090,440ヘクタールは240,904平方キロですよ 
    日本の面積377,914 km2の64%ですね

    • Ponta より:

      コメントいただきありがとうございます。
      指摘いただき助かりました。単位が途中でおかしくなってました。
      本文の方も早速修正しました。今後ともよろしくお願いします。